大好きな人と愛し合った後、不安でいっぱいなんて悲しすぎる……。
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、避妊に関する不安と対策をまとめてみました。
不安その1、避妊失敗の原因「ゴムの破損」
避妊失敗の原因で多いのが、コンドームの破損です。
コンドームは言わずもがなゴムで出来ているので、古いものだと劣化します。
ゴムが劣化すると、強い力が加わらなくても簡単に破れてしまうんです。破れたり穴が開いてしまうと液が漏れてしまって意味がないですよね。
いつ買ったか思い出せないような古い物や、誰から貰ったか分からない保存状態がアヤシイ物を使用するのはなんだか不安!
劣化以外にも、装着の際に爪で傷つけたり、財布やカバンの中で傷がつく可能性もあるので要注意です。
不安その2、避妊失敗の原因「ゴムの使用法」
避妊方法として鉄壁のディフェンスだと信じていたコンドームが「確実」じゃないなんて、不安しかないですよね……。
だけど、コンドームを使用しての避妊失敗率は20%……うち2%が「正しく使用しての避妊失敗」なのだそう。
という事は、正しく使用していれば98%の確率で避妊できるワケです。
そうと分かれば、女性もちゃんと知って不安を解消するしかないですよね! 自分の身は自分で守らなきゃ。
代表的な「間違い」は、男性の射精時に装着しておけば良い、と思っているケース。
コンドームは行為の最初から使用するべし、です。なぜなら、男性の分泌液にも精子が含まれていることがあるから。
同じ理由で、表裏を間違えて装着し損ねたコンドームも避妊失敗のリスクがあるので、処分するのがベスト。
もったいない気もするけど、行為の後、生理が来るまで不安な思いをするのを思えば、ケチらずポイですよね。
不安その3、避妊失敗の原因「危険日と安全日」
避妊したい場合、危険日を避けてセックスすれば安全だと思っているならとても危険!
確かに「妊娠しやすいタイミング」と「妊娠しづらいタイミング」はあります。これは、卵子が1日、精子が約1週間という寿命をもとに、排卵日と絡めて導き出すタイミング。
だけど、生理や排卵日なんて予想でしかなくて、確実ではないですよね。確実じゃないものをアテにするなんて不安すぎるー。
精子や卵子の寿命もあくまで平均的なもの。なので、避妊したいなら危険日や安全日はないものだとして、ちゃんとした避妊方法で避妊するべし。
不安その4、彼氏が避妊への意識が低い…
避妊に対しての意識が低い彼氏に不安になってる女性は少なくないと思います。
性に関する情報ってオープンじゃないから、間違った知識が植えつけられてる可能性も大いにあるんですよね。
AVからの知識のみ、という人も珍しくないのです……。
女性が男性のカラダの仕組みについて知らない事が多いのと同じで、男性だって知らなくて当然。これは根気強く伝えていくしかないです。
その為にも、まずは自分自身が避妊についても正しく知っておかなきゃなのです。
不安その5、避妊に失敗した時はどうすれば良い?
「避妊に失敗した! 妊娠してたらどうしよう……」こんなアクシデントは起こらないでほしいけど、起こってしまった場合は正しい対応ができるかどうかにかかっています。
まず、膣の中を洗えば大丈夫説。炭酸水やウォシュレットで洗うなんて情報も含め、間違いです。
避妊に失敗したら緊急避妊法で予期せぬ妊娠を回避するしかありません。
緊急避妊法では、行為から72時間以内に薬を服用というタイムリミットがあり、早ければ早いほど避妊の成功率は高まります。
なので、不安で動けなくなる気持ちも分かりますが、少しでも早く受診しましょう。
通販などで安く販売されている事もあるようですが、中には成分を含んでいない悪質な物もあるので、受診して処方してもらう事をおすすめします。
もしもの時にも薬があるとはいえ、保険がきかないので安くはないし、吐き気や不正出血などの副作用が出る可能性もあります。
何より避妊成功率は80%で避妊確実じゃないのも不安……。
最後の手段として頼ることがあっても、安易にアテにするような事はしないでくださいね!
筆者:久我山ゆに