私たちは一体、どこで人たらしに心を奪われてしまったのでしょうか?
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、人たらしの魅力を分析してみました。
人たらしの特徴、ポジティブ!
人たらしに共通する特徴は、ポジティブ思考であること!
いつもグチや不満ばかり口にしている人に魅力は感じませんよね。嫌な事やうまくいかない事があった時、ポジティブな考え方ができる人には好感が持てるし、応援したくなります。
それに、人の懐に飛び込んでいくのが人たらし。そんな人たらしがネガティブで「嫌われたらどうしよ」「迷惑かも」なーんてうじうじしていると、そもそも人たらしが成立しない!
「ポジティブ思考」が根っこにあってこそ、人懐っこくていつも笑顔の、人たらしという愛されキャラなのです。
人たらしと八方美人の違いは、自分をどれくらい出しているか
人たらしと八方美人の違い、それは「自分」をどれくらい出しているか、です。
八方美人のもともとの意味は「欠点のない美人」ですが、最近では「誰にでも良い顔をする人」のように、あまり良い意味で使われていません。
好意的な意味で使われる「人たらし」との決定的な違いは、八方美人の場合は自分から同調しにいっているトコロ。
その場では、相手と意気投合して喜ばれるかもしれませんが、別の場所で全く違うことを言っているのがバレれば信用を失うのは当然!
八方美人な人に本心をさらけ出すと裏切られるかもしれない、と警戒しますよね。
人たらしの場合は、八方美人とは真逆で、無理に合わせにいく事はしません。
相手と意見が分かれても、「自分はコッチ派だけど、ソッチの良さも分かる!」という風に、お互い不快にならない形に着地できるのが人たらし。
普通なら「良い人なんだけど、あの人とは全く気が合わない!」となる展開も、人たらしにかかれば「全く違うタイプなのに、あの人と話すのは楽しい!」となる始末。
偽らない自分をさらけ出す人たらしは、相手は警戒する事なく信用できる相手なのです。
天然人たらしは、付き合いにかける労力やお金を惜しまない
天然人たらしの特徴は、人付き合いにかかる労力やお金を惜しまないところです。
人から誘われたら余程のことがない限り参加するし、そうなると当然、飲み代や食事代もかさみますが、人たらしはその辺はケチりません。
ついでに言うと、誕生日プレゼントなんかもしっかり用意しちゃうタイプ。
ついつい自分の為に使いがちな「時間」や「お金」ですが、人たらしの場合は、自分へのご褒美こそが人と関わることなので、無理なく人付き合いができているワケです。
恋人が人たらしだったら、付き合いで出かける事も多くてヤキモチ妬いちゃいそうですが、束縛は大きなストレスになってしまうので要注意です。
人たらしな人の得意なことは、周りを見ること
人たらしな人が得意なことは何かといえば、周りを見て動くこと。
助けが必要であろう時にはいち早く気付いてすぐ行動に移すし、逆に、自分が出ないほうが良い場面はしっかりわきまえる。
周りをよく見ているから、状況判断が的確なんです。
上の兄妹を見て育つ、末っ子気質に近いものがあるかもしれません。多少ワガママを言ってもそれすら可愛い! 皆に可愛がられるのが末っ子の特権ですよね。
人たらしも、ヘンに周りに合わせたりせず素の自分をさらけ出して、人を頼るのが上手。「自分」を押し通しているようで、空気をよむので、人を不快にしません。
簡単なようで、誰にでもできる事じゃないんですよね。視野を広く、周りをちゃんと見るところ、見習いましょ。
筆者:久我山ゆに