子離れできない親……、未来の自分の姿かもしれない!
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、子離れできない親が子どもに与える影響と、子離れできない親にならない方法を教えちゃいます。
頼りない夫のうしろに「子離れできない親」、かくれていませんか?
子離れできない親への不満や悩みは、下の「相談する」から久我山ゆににぶつけてください。一緒に解決方法を見つけましょ。
子離れできない親を持つと、子どもの主体性がなくなる
子離れできない親がやりがちな、「いつまでも子ども扱いして何でもしてあげる行為」。
結果的に、子離れできない親は主体性のない子どもを育ててしまいます。
主体性がない子どもというのは、自分で決められない、自分から何かをやりたがらない、というような、常に受け身の状態です。
いつも子離れできない親が先回りして何でも決めてしまうので、自分で考えたり探したりしなくて良い……というより、ヘタすりゃそんな発想すらないかもしれません。
習い事も遊びも、仕事も結婚も、人生全てが決まった状態で目の前にやってくる……。
それを「つまらない」とも「嫌だ」とも感じないのは、ちょっとコワイですよね。
「子離れできない親」在るところに、「依存する子ども」在り
子離れできない親が当たり前のように子どもの要望を叶えてあげる環境だと、子どもは子離れできない親に依存するようになります。
子離れできない親は、子どもが1人で行動するのが心配だし、子どもも1人で行動するのが不安……。
自立心を失ったこの関係がどんな「とんでも事件」を巻き起こすのかは、下のとおり。
怖いもの見るスタイルで、指の隙間からチラ見してみてください。かなりホラー。
子離れできない親子の「とんでも事件」
・バイト休みますって親から電話! ホラー度★☆☆
・仕事辞めますって電話も親から! ホラー度★★☆
・初デートに親子で現れた! ホラー度★★★
き、気を確かに! もうやめて! 彼女のライフはゼロよ!
子離れできない親は、生活能力ゼロの子どもを育ててしまう
子離れできない親の行動は、子どもの為を思っての行動です。だけど、それが本当に子どもの為になっているかというと、長い目で見ればそうじゃない場合があります。
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」って昔の人の格言がありますよね。
食料を提供すれば一食分の助けになるけど、料理の作り方を教えておけばこの先何食分も子どもの食事を助けていけるワケです。
食に関する事以外でも同じですよね。子どもが自立できるように、時にはもどかしい思いをしながら見守るのも必要!
子離れできない親も歳をとっていくので、生活能力ゼロのままの子どもをいつまでも養っていられません。
子離れできない親が過干渉だと、子どもが社会に適応できなくなる
子離れできない親が過干渉なのはお察しのとおり。
そこでどんな弊害があるかというと、子どもが「子どもの世界で学ぶ機会」を奪われます。
例えば、子ども同士のケンカに子離れできない親がしゃしゃり出てくると、話がこじれやすい上に、仲直りの仕方も学べません。
子どもは失敗しながらやって良い事と悪い事を覚えていきます。
ケンカ慣れしていない人が大人になって何かの拍子でキレた時、相手に大ケガを負わせるような事になるワケです。
殺人犯が言う「殺すつもりはなかった」ってコメントもあながち嘘じゃないのかもしれません……。ヒエっ。
子離れできない親を卒業するには、趣味をもつべし
子離れできない親がまず始めるべきは、子ども以外の趣味を見つける事です。
今の状態はきっと趣味=子どもですよね。
このままじゃ、大学生になって1人暮らししたり、結婚後、親元を離れたりすると、ぽっかり穴が空いたような寂しさが待っているだけです。
子どもと向き合う時間も大切にしつつ、自分の時間も充実させてみましょ。
依存し合う関係はおしまい! お互いに自立して信頼し合える関係を目指しましょ。
子離れできない親は、1人の人間として子どもを信じるべし
子離れできない親は、子どもを1人の人間として接するように意識してみて下さい。
子どもも子どもなりに考えて判断できるんです。人として大事にしてほしい事をしっかり教えてあげれば、大きく道を踏み外す事はありません。
子離れできない親の不器用な愛情だってしっかり伝わっているハズです。
久我山ゆに