恋愛において、ちょっとしたスパイスにもなれば、破滅の原因にもなりうる独占欲。
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにと一緒に、独占欲との上手な付き合い方を考えてみましょ。
独占欲=愛情だと思っている
独占欲が強く、尚且つ恋人に自分の独占欲を満たしてもらう気まんまんな人は、独占欲=愛情だという認識。
とんでもない暴君が爆誕したような言い方しちゃいましたが、マイルドに言うと「こんなに好きだから、あなたにも応えてほしい」って心理です。
独占欲自体は、誰にでもある感情だし、悪いものではありません。気持ちの強さに比例するように独占欲が大きくなりがちなのも周知の事実。
だけど、自分の独占欲のせいで、大事な人が窮屈な思いをしたり我慢ばかり強いられているとしたら、一緒に居て幸せとは言えません。
独占欲を向けられた側が「愛されてるな~」と感じるのは、独占欲がうまくコントロールできている状態です。
独占欲まる出しな人だけが「これは愛情のひとつ」と思い込んでいるのが危険なケース。
関係が壊れる速度やタイミングは人それぞれなので、自分は大丈夫だと思い込まず、独占欲の押しつけには気をつけましょ。
独占欲が強い人の特徴、恋人を所有物のように扱いがち
独占欲の強い人の中には、恋人のファッションや持ち物にも口出ししてくる人がいますが、これも一種の独占欲の表れだったりします。
彼女がいやらしい目で見られるのが嫌、って理由からの「露出度の高い服NG」は、彼氏の独占欲にキュンとするレベル。
だけど、「隣に並んで恥ずかしくない格好」を求められるのはどうでしょうか? 彼女というよりアクセサリーの一部にでもなった気分……!
恋人の好みに影響されるのは悪い事じゃありませんが、相手を尊重することは忘れちゃいけません。
独占欲が強くなる原因、プライドが高いから
独占欲が強い人の特徴の1つに、プライドの高さがあります。
そもそも独占欲は、好きな人や大事な物を他人に取られたくない、ひとり占めしてしまいたい、という欲求のことです。
誰にでもある感情なので、恋人が自分から離れるのが嫌なのは当然ですよね。
プライドの高い人は、そこに「自分がフラれるなんてあり得ない」「自分は大事にされている」というような強い思いも乗っかるので、独占欲がさらに強くなるというワケです。
自分は浮気癖があるのに、恋人への独占欲がハンパないってタイプの人いますよね?
自分は愛されて求められる存在でありたいけど、恋人からテキトーな扱いを受けるのは許せない……、これもプライドが高く独占欲の強い人の行動です。
独占欲が強くなる原因、自分に自信がないから
独占欲に自分自身が振り回されている状態の人は、自信のなさが原因です。
「魅力的な人が現れれば、恋人が自分なんかよりそっちを選ぶかもしれない、一緒に居てもつまらないかもしれない……」と、自分に自信のない人は失う恐怖に必要以上にビクビクしています。
その結果、独占欲が爆発して過度な束縛につながるというワケです。
人の気持ちは変化するものなので、どんなに相思相愛でもこの先の保証はしようがないし、それは誰にでも当てはまります。
イケメンだろうが理想の彼女だろうが、フラれる時はフラれる……それなら、後悔しないようにできる努力をするしかありません。
独占欲で縛りつけても逆効果なのはお察しのとおり。やるのは「自分を選び続けてもらう努力」のほうです。
独占欲が強い女は、友達付き合いでもトラブルになりがち
独占欲は、実は恋愛している人だけが感じる感情ではないんです。友達に対して独占欲を抑えきれなくなる人も実は少なくありません。
女性同士は特に、グループがあったり、仲の良い友達同士では何でも情報を共有していたりと、男性同士に比べて付き合い方がディープな部分があります。
なので、仲の良い友達が他の人と急接近していると、自分より特別な存在になってしまうんじゃないかと、独占欲が抑えきれなくなる事があるというワケです。
依存するような友達付き合いは、お互いを窮屈にするだけで長くは続きません。
独占欲の強い人は、1人の時間が充実していない、交友関係が狭い、という特徴があります。
趣味を見つけたり、色んな人と関わる機会をつくるように意識してみましょ。
1人の友達に向いてた気持ちが分散されると独占欲も和らぐハズです。
筆者:久我山ゆに