不倫から結婚する略奪婚って、ほとんど不可能なレアなケースに思われがちですよね。でも、有名な芸能人のおしどり夫婦の中にも、実は不倫から結婚した夫婦がけっこう何組もいるって知っていますか?
自分自身が不倫の恋に苦しんでいる人や、不倫する夫に苦しめられている人、色んな立場があります。
不倫カップルが必ずしも一時的な関係に止まらず、不倫から結婚する略奪婚にもつれ込む可能性もあるという事実を知った上で、後悔しない選択をしたいものです。
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、不倫から結婚する略奪婚についてお話ししたいと思います。
不倫から結婚するカップルがいる理由は?
不倫が一時的な関係で終わらず、不倫から結婚するカップルは、なぜそこまで突き進む事ができたのでしょうか?
不倫から結婚できた理由をまとめてみました。
「結婚生活が破綻している」から不倫から結婚まで到達する
1つ目は、結婚生活がすでに破綻していた、というパターンです。
夫婦の関係も冷めていて、新しい恋が実った形ですね。子どもが居なくて夫婦で離婚を考えていたなら、新しい恋をきっかけにそれぞれの道へ進むのもスムーズかもしれません。
ですが、子どもがいる場合は、自分達の気持ちが冷めたという理由だけでは進められない問題です。親としての目線からもしっかり判断したいですね。
不倫から結婚できるカップルは「全てを失っても良いほど盛り上がっている」
不倫から結婚するカップルの中には、最初はそんなつもりはなかったのに、全て一が見えなくなるくらい盛り上がってしまうカップルもいるようです。
これがイチバン要注意なパターン。
一時的に「他には何もいらないから」なんて盛り上がっていても、一度冷静な目で判断したり、この熱が落ち着いても一緒にやっていけるのか、考えてみる必要があります。
不倫から結婚できるカップルは「運命の人と出会ってしまった」
不倫から結婚できるカップルは、初めて運命の人かのような出会いをしたのかもしれません。
今まで出会った事のない求めていた相手に出会えたら、気持ちが抑えられなくなるのかもしれません。
もしくは、イロイロ余裕もないほど、「この人しかいない」と本能的に動いているのかも……。
不倫から結婚できても、覚悟しておきたい事とは?
不倫から結婚できても、覚悟しておかなければならない事がたくさんあります。幸せに浸ってばかりじゃいられないという事です。
この覚悟ができないなら、不倫から結婚を夢見るのはやめておいた方が良いでしょう。
もし自分だったら、こんな事を常に頭に入れた状態で不倫から結婚の略奪婚生活を続けていけますか?
不倫から結婚できても「自分も同じ目に合うかもしれない」
不倫から結婚して、略奪に成功したとしても、本当に大事なのはこの先の結婚生活です。ここがゴールではないという事です。
よくスポーツでも言われますが、目標があってそのポジションを無我夢中で獲りに行くよりも、なりたかったものになって、そのポジションを維持する方が遥かに大変だったりします。
不倫から結婚する場合は、自分が正妻のポジションを勝ち取ったからといって、そのポジションがいつまでも自分のものとは限りませんよね。
相手は家庭を壊してでも欲しいものを手に入れるタイプの男性だという事を忘れちゃいけません。自分だけが特別だと安心しない方が良いですね。
不倫から結婚した場合「1つの家庭を壊している事を忘れない」
不倫から結婚した人は、1つの家庭を壊して掴んだ幸せだという事を忘れないことです。
これまで自分も苦しい思いや悲しさ、寂しさを味わってきたかもしれませんが、だからといって、他人の居場所を奪って成り立つ幸せだという事を忘れちゃいけません。
不倫から結婚しても「子どもとは完全に縁は切れない」
不倫から結婚して、男性が奥さんと別れたとしても、子どもがいる場合は子どもとは縁は切れないと思っておきましょう。
中には「子どもには会わせたくない」という奥さんもいるかもしれません。ですが、子どもにとって父親である事には変わりません。
もしかしたら大きくなって自分の意志で会いに来るかもしれないし、大抵の場合が養育費を払ったり、節目節目でお祝いのお金がかかったりと、関わりを感じ続ける事になります。
母親に万が一の事があった場合、父親を頼ってくるかもしれないし、父親が万が一の場合は、遺産の件で関わる事になります。
前の結婚を解消しても、子どもとの関係はなかった事にはできません。
今日は、不倫から結婚する略奪婚について久我山ゆにがお話ししましたが、いかがでしたか?
自分が不倫に苦しんでいる時は、同じ境遇で幸せになった人が希望に思えるかもしれません。だけど、決して楽しい事ばかりの道ではない事、覚悟が必要なのを忘れてはいけません。
逆に、奥さん側の立場の人も、夫が不倫しているけど「家庭を壊すわけない」と安心できるとは限りません。
どちらの立場にしても、「不倫はよくある事だ」なんて軽く考えず、後悔しない選択をしたいですね。
筆者:久我山ゆに