LGBTへの考え方もどんどんアップデートされているから、乗り遅れていられないよー!
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、LGBTの意味や、性のあり方が自分はどれに近いのか……気になっていた疑問を一緒に解決していきたいと思います。
LGBTに関する具体的なお悩みも、下の「相談する」の部分から随時受付中!
LGBTの意味は?自分はどれにも当てはまらない…
LGBTという言葉は、存在を知るきっかけになった人もいれば、「皆と違う自分でも良いんだ!」という気付きになった人もいるんじゃないでしょうか。
LGBTは、セクシャルマイノリティの種類の頭文字から成る言葉で、それぞれの意味は下記の通り。
【L】レズビアン……女性同士の同性愛者
【G】ゲイ……男性同士の同性愛者
【B】バイセクシャル……男性と女性のどちらも愛せる人
【T】トランスジェンダー……心と体の性が一致しない人
性に関して周りの人と一致しない事が多いな……と感じていても、必ずしも4種類のセクシャリティのどれかに当てはまるとは限りません。
なぜなら、LGBTは4種類どころか、何十種類と種類があるからです。
実際に米Facebookでは、性別を58種類から選べるようになっているんだとか。もちろん、これから更に増える可能性もあります。
自分はどれにも当てはまらない、って心配は必要なし。性のあり方は自由。
人それぞれのカタチがあるんです。
LGBTの中の、自分はどれに属するのか知りたい…
LGBTの可能性があると感じた時、自分はどれに当てはまるのか知りたくなるもの。
そもそも、LGBTの4種類以外にはどんな種類のセクシャリティがあるのかも分からないですよね。
自分がどれに当てはまり、何者なのか知りたくなるのはごくごく自然なこと。だけど、焦って決めつけようとしたり、思い込んだりすると、また窮屈な思いをする可能性があります。
自分の中でLGBTを受けい入れる時、覚えておいてほしいのは、性のあり方は公表しなきゃいけないものではないという事。
そして、自分がどれか分からない、まだ模索中、あえて決めていない、などの意味を持つ「クエスチョニング」という括りもあるという事です。
日によって性自認が変わるとか、性のあり方や種類はきっと思っている以上に自由なものです。
自分はどれなのかハッキリさせる為じゃなく、どんな考え方や感じ方があるのか自分の世界を広げる意味で、LGBTをもっと知っていきたいですね。
LGBTの種類で、自分はどれに属するかを見極めるポイントは?
LGBTの種類を知る上でも大事な、4つの要素を紹介します。
【身体的な性】
うまれた時に割り振られる性とも言いますが、性器の種類や染色体、性ホルモンによって判断されます。
【性自認】
自分の性をどう認識しているか。つまりココロの性です。男性と女性以外にも、中性や無性、決めかねている、という人も。
【性的指向】
恋愛対象や性的欲求を、どのような性に抱くかです。異性が好きな人、同性が好きな人、性にとらわれない人などさまざま。
【性の表現】
ファッションや振る舞いなど、自分がどのように在りたいかです。ココロの性と一致していると思われがちですが、一致しない人もいます。
これら4つの要素が、LGBTの種類の自分はどれに近いのかを診断するヒントになるハズです。
LGBTの種類…「自分はどれ?」の答えがLGBTQQIAAP
LGBTの頭文字をもつ4つのセクシャルマイノリティについてはお話ししましたが、その他のセクシャルマイノリティの種類を、LGBTQQIAAPという呼称を参考に紹介します。
【Queer クィア】
風変わりな、奇妙な、という意味をもつ言葉で、差別的な意味で使われていました。それをLGBTの方達が逆手に取る形で合言葉のように使われるようになったもの。LGBT全体を肯定的な意味で表現した呼称。
【Questioning クエスチョニング】
自分の性や性的指向を決めたくない人や、分からない人、模索中の人などをいいます。
【Inter-sex インターセックス】
身体的な性が男性・女性の典型的な発達と異なる状態。近年ではDSDという呼称のほうが一般的になっています。DSDはセクシャルマイノリティと断言できない部分もあります。
【Asexual アセクシャル】
日本語では「無性愛」。どんな性別の人にも恋愛感情を向ける事がない人をいいます。
【Ally アライ】
アライの人自体はLGBTではなく、LGBTを支援している人、差別などしない人を指します。LGBT以外の人が皆フレンドリーで理解のあるアライであってほしいですね。
【Pansexual パンセクシャル】
日本語では「全性愛」。どのような性の人でも愛せる人。バイセクシャルとの違いは、男性・女性以外の性も全て含んでいるところ。
セクシャティは、「自分はコッチだ」と選択するだけじゃなく、「分からない」「こだわらない」もアリだという事が分かりますよね。
同時に、「〇〇だからこれも〇〇」という風に、統一したり決めつけたりする必要もありません。
「自分はどれ?」に縛られず、自分らしさに自信をもって大丈夫です。
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自分はどれ?に縛られて、がんじがらめになっている人も、きっと自分らしさを見つけられるハズ。
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筆者:久我山ゆに