LGBTという言葉が広く知られるようになってきたけど、性のあり方はLGBTのほかにも多種多様! 誰もが自分らしい生き方を選択できる世の中にするには、まずは知る事が大切!
今日は、筆者であり専門家の久我山ゆにが、数あるセクシャリティの中からノンセクシャルについてまとめてみました。
ノンセクシャルとアセクシャルの違いは何?
ノンセクシャルとアセクシャルのどちらにも共通するのが、性的欲求を他者に抱かないってこと。
違いは、ノンセクシャルの人は、性的な事は求めないけど恋愛感情はあるというところ。
こう比較すると、アセクシャルの人が他者に無関心なように思われてしまうかもですが、それは違います。
決して冷たい人間なのではなく、恋愛感情という枠に入らないだけで、友達や家族など、大事な人に愛情を向ける事はあるし、結婚する人だっています。
ノンセクシャルでもスキンシップの有無は人それぞれ
ノンセクシャルとひとことで言っても、考え方や恋愛のしかたは人それぞれなんだよ。
ノンセクシャルというセクシャリティを持つ人を好きになった場合、どんなスキンシップがっできるのかは相手と関わっていく中で知るしかありません。
過去の出来事がトラウマで性的な行為が苦手になった人もいれば、自分に欲がなくても求められれば性行為自体は可能な人など、本当に色んなタイプのノンセクシャルがあるんです。
体の繋がりに頼らない分、心の繋がりを大事にする人が多いのかもしれません。
自分達なりの愛情表現があれば良い関係を続けていけるハズ。
ノンセクシャルな男性と付き合うのは難しい?
ノンセクシャルにもさまざまなスタイルがある、とお話しした通り、性的な行為が苦手な人もいれば、行為自体はオッケーな人もいます。
好きな人が気持ち良さそうだったり幸せそうな姿を見て「エッチで満たされる」という感覚が分かった! という人がいたり、
性欲がないからこそ「今日はムリ」のような気分のムラがなく、相手を好きな気持ちがある限りいつでも応えられる、という人もいるようです。
自分はノンセクシャルかもしれない……結婚はできないの?
ノンセクシャルだからって、性的な行為がNGではない事はお話ししましたね。
性欲がなくても行為自体はできる人なら、相手の欲求にも応えられるので、問題なくお付き合いしていけるかと思います。
問題は、ノンセクシャルの中でも性的な行為が苦手なケースですよね。
若くして自分のノンセクシャルな性のあり方にぶつかった人は、絶望に近い感覚に陥るかもしれません。
だけど、まだまだ希望はあります。
確かに、若い=性欲が盛んな部分もあります。お年頃な男性がエッチな事で頭いっぱいな様子を目の当たりにすると、自分を否定された気分になるかもしれません。
でもそんなのはほんの一部分。
年齢を重ねれば性欲が落ち着く人もいるし、若い世代でセックスレスな夫婦も多いです。それに、若くても性的欲求がない人も増えてきています。
ノンセクシャルだとカテゴライズしていないだけで、「恋人はいらないな~」「結婚願望ないな~」と思っている人はたくさん居て、理由を突きつめれば、性的欲求がないという事にたどりつく人も多いハズ。
なので、ノンセクシャルでも将来、友達の延長のような形の結婚をしたり、自分なりの幸せを見つけられる可能性は充分あります!
自分らしい生き方に自信を持ちましょ。
筆者:久我山ゆに